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Thursday, December 14, 2023

Jリーグ秋春制移行 クラブ投票で賛同多数も多様な意見、課題山積 - 毎日新聞

いわてグルージャ盛岡の秋田豊社長=横浜市神奈川区のニッパツ三ツ沢球技場で2023年6月21日、中村琢磨撮影 拡大
いわてグルージャ盛岡の秋田豊社長=横浜市神奈川区のニッパツ三ツ沢球技場で2023年6月21日、中村琢磨撮影

 Jリーグの開幕時期を現在の2月から8月ごろに移行することに賛同するクラブが多数を占めた14日のJリーグ実行委員会。19日の理事会で欧州主要リーグと同じ「秋春制」へのシーズン移行が正式決定する見通しとなったが、各クラブの姿勢を問う投票では、実行委の当日に選択肢を変更する一幕があり、意見の多様さや課題が山積している現状が改めて浮き彫りになった。

 当初は全60クラブに「賛同する」「継続的にすべきことがあり、この段階では賛同できない」「反対」から選択してもらう予定だったが、解決すべき課題が山積していることから選択肢の文言を修正した。①2026~27年シーズンからシーズン移行実施を決め、残された課題を継続検討する②現段階ではシーズン移行を決めない。数カ月の検討期間を目安に継続検討する③シーズン移行を実施しない。継続検討を行わない――の3択とし、①52票②7票③1票――だった。

 Jリーグの窪田慎二執行役員は「悩んでいるクラブもあった。こういう表現がいいんじゃないかと議論して、より意思表明しやすい文言、きちんと表現できる内容になった」と説明した。

 移行を支持する意見が多くを占めたが、反対票を投じたことを明かしたJ1新潟の中野幸夫社長は「『(移行を)したい、したくない』ではなく『できない』」と述べた。降雪地域の課題を挙げ「スタジアムや練習会場の設備が良くなっても、そもそも雪が降ると家から出られない。練習会場やスタジアムに行けない我々がいる」と主張。リーグがシーズン移行により世界におけるJリーグの競争力を高めようとしている方向性には賛同する一方、シーズン移行に伴う課題などを念頭に「それならば今のシーズンのままの方が良い」と語った。

 ②を選択したJ3盛岡の秋田豊社長は「反対ではないが、現状では決められない」と述べ、「秋春制」では違約金を伴わない選手の移籍が増えるとし、「本来、Jリーグに入ってこなければいけないお金が入ってこなくなる」と指摘した。

 J2水戸の小島耕社長はX(ツイッター)に「私は賛成をしました」と投稿。「Jリーグがより魅力的で、強くたくましくなるには『シーズン移行をすべきだ』」と判断したという。「夏場の運動量が落ちる時期の試合を避け、運動量も豊富なエキサイティングな試合をファンに提供する」などと理由を述べつつ、降雪地域のクラブに対し、リーグによる具体的な支援策も求めた。【村社拓信、滝沢一誠、高野裕士】

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