巨人は２６日、今季まで阪神でプレーしたカイル・ケラー投手（３０）と契約合意したと発表した。年俸は１億２０００万円プラス出来高の単年契約で、背番号は「３３」に決まった。球団を通じて「野球界屈指の由緒ある球団で、新たな歴史の一部に携わることとなり非常に光栄です。さらなるチャンピオンシップを届けるため、全力を尽くします。ファンの前で東京ドームのマウンドに立つことを楽しみにしています」とコメントした。
２２年に阪神に入団した右腕は、最速１５７キロの直球と大きく割れるカーブが武器のリリーフ。２年目の今季は２７試合に登板し、１勝１セーブ８ホールド、防御率１・７１で阪神のリーグ優勝に貢献した。８月１０日の巨人戦（東京Ｄ）では１１試合連続無失点でセーブを記録したが、翌１１日に家庭の都合のため一時帰国。関係者によると、家族の急病のためで再来日が難しい状況だった。保留者名簿から外れて自由契約となったことを受け、巨人が本格的に獲得調査を進めていた。
阿部監督体制下で支配下の新外国人獲得は初。今季救援防御率がリーグワーストの３・８１だったチームにとって、実績あるケラーの獲得は大きい。勝利の方程式の一角を担う存在として期待される。
◆カイル・ケラー（Ｋｙｌｅ Ｋｅｌｌｅｒ）１９９３年４月２８日、米ルイジアナ州生まれ。３０歳。サウスイースタン・ルイジアナ大から１５年ドラフト１８巡目でマーリンズ入団。２０年はエンゼルスで大谷、２１年はパイレーツで筒香とプレー。２２年から阪神に所属。ＭＬＢ通算４４登板１勝１敗、防御率５・８３。ＮＰＢ通算６１登板４勝２敗４セーブ、防御率２・５９。直球、カーブ、カットボールに加え、今季はスプリットを本格習得。１９３センチ、９２キロ。右投右打。
【巨人】元阪神カイル・ケラーと契約合意 背番号は「３３」 阿部監督体制下で支配下の新外国人獲得は初 - スポーツ報知
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