
発信地:トリノ/イタリア
【11月21日 AFP】男子テニス、ATPファイナルズ(ATP Finals 2022)は20日、伊トリノ(Turin)でシングルス決勝が行われ、大会第7シードのノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)が第3シードのキャスパー・ルード(Casper Ruud、ノルウェー)を7-5、6-3で下し、6度目の優勝を果たした。
6度目の制覇はロジャー・フェデラー(Roger Federer)に並び最多で、35歳での優勝は大会史上最年長。今季は新型コロナウイルスワクチン未接種をめぐり、二つの四大大会(グランドスラム)を欠場する波乱に満ちたシーズンとなった中で、「ものすごく満足感がある」終わり方をできたと喜んだ。
1月の全豪オープン(Australian Open Tennis Tournament 2022)では、ワクチン未接種を理由に開幕前に拘束され国外退去となったジョコビッチは「この1年を通して自分が置かれていた状況や、年始のオーストラリアでの状況を考えると、ものすごく満足感があるのと同時にすごく安心している」とコメント。
「振り返る必要はない。みんな何が起きたかは知っている」としつつ、「間違いなく年の初めはその影響があった。コートに戻って必要なテニスのレベルを見つけ出せるように、最初の数か月は試合の面のバランスだけでなく、精神的なバランスも探そうとしていた」と振り返った。
賞金470万ドル(約6億6000万円)を手にしたジョコビッチは、これが7年ぶりの同大会制覇。21日発表の最新世界ランキングでは、8位から5位に浮上する。
対する23歳のルードは、今年の全仏オープン(French Open 2022)と全米オープン(US Open Tennis Championships 2022)に続きまたしても準優勝に終わった。
ジョコビッチだけでなく、全仏オープン決勝で敗れたラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)からもこれまで1セットも奪えていないルードは「彼らには本当に必要なときにギアを上げられる、自分にはない能力がある」とし、「彼らはいつも競ったポイント、競ったセットを取っているように思える」と話した。
一方、ダブルス決勝では第2シードのレジーブ・ラム(Rajeev Ram、米国)/ジョー・ソールズベリー(Joe Salisbury、英国)組が、第4シードのニコラ・メクティッチ(Nikola Mektic、クロアチア)/マテ・パビッチ(Mate Pavic、クロアチア)組を7-6(7-4)、6-4で下し、優勝を果たした。(c)AFP
ジョコ、最多タイ6度目の最終戦V 苦難乗り越え「すごく満足」 - AFPBB News
Read More
No comments:
Post a Comment