天理(奈良)が山梨学院を2-1で破り、5年ぶりの白星を挙げた。夏の甲子園はこれで49勝目(春は30勝)。50勝に王手をかけた。

ともにセンバツに出場したチーム同士の対戦。両校先発の投げ合いで3回まで無得点。

天理は4回、2死二塁から6番内藤大翔内野手(3年)の中前適時打で先制。6回には2死からプロ注目の4番戸井零士内野手(3年)と5番山村侑大捕手(3年)の連続二塁打で2点目を挙げた。

守っては189センチ右腕の南沢佑音投手(3年)が好投。140キロ前後の直球とスライダーを丁寧に低めに集め、山梨学院の強力打線を8回まで無失点。9回2死から1点を失ったが完投勝ち。

バックも藤森康淳二塁手(3年)が好守を連発。4回には難しいファウルフライをジャンプして空中でスーパーキャッチした。

山梨学院は先発の山田悠希投手(3年)が6回2失点。2番手の榎谷礼央投手(3年)も2回を無失点と持ち味を出した。しかし自慢の強力打線が1点に抑え込まれ、センバツに続き初戦敗退となった。