フィギュアスケートGPシリーズ第5戦フランス杯第1日 ( 2021年11月19日 グルノーブル )
男子ショートプログラム(SP)で昨季の世界選手権準優勝の鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)は自己ベスト100・96点に迫る100・64点をマークし、首位発進した。SP100点超えは今季3人目となった。
昨季と同じ構成に戻した冒頭の4回転サルコー―3回転トーループ、続く4回転トーループをクリーンに成功。後半の3回転半でミスが出たものの、演技後は笑顔で、得点を確認すると小さくガッツポーズ。「トリプルアクセルが回りすぎてしまったのが悔しい。大きなミスではないので、うまくまとめた。ミスがあっても100点台に乗せられたのは大きな成長」と振り返った。
第3戦イタリア大会ではSP7位からの大逆転劇。前回のSPの失敗を生かし、今回は好発進を決めた。「自分の中では凄く嫌な記憶じゃなくて、自分の弱さという1つの経験として試合を終えることができた。そこの失敗をうまく今大会に生かすことができた」。アップや演技に向かうルーティーンなどを好記録を残した昨季の世界選手権の方法に微調整。2度の五輪経験者である父・正和コーチには「練習でやってきたことをそのままやるだけ」と助言も受け、苦い記憶を振り払った。
20日のフリーでは今季のGP2連勝、自身初のファイナル切符も懸かる。大技4回転ループの投入については正和コーチと話し合うが「その後は構成は変わらない。そこはしっかりとまとめることができたら」とし「不安な気持ちは一切ない。攻める気持ちで頑張りたい」と決意を込めた。
続きを表示
鍵山優真、今季3人目のSP100点超え「大きな成長」GP連勝へ好発進 - スポーツニッポン新聞社
Read More
No comments:
Post a Comment