欧州選手権(EURO2020)は26日、決勝トーナメント1回戦を行った。B組首位のベルギー代表とF組3位のポルトガル代表がEURO本戦で初対戦。ベルギーが1-0で勝利し、前回覇者を下した。
3連勝でグループリーグを首位通過したベルギー。FIFAランク首位の優勝候補は3-4-2-1の布陣を敷く。ゴールはGKティボー・クルトワが守り、3バックはDFトビー・アルデルワイレルト、DFトーマス・フェルマーレン、DFヤン・フェルトンゲンが並ぶ。ボランチ2枚はMFユーリ・ティーレマンスとMFアクセル・ビツェル。右WBはDFトーマス・ムニエ、左WBはMFトルガン・アザールを配置。2シャドーにMFケビン・デ・ブライネとMFエデン・アザールを置き、1トップはFWロメル・ルカクが入った。
前回覇者・ポルトガルは“死の組”を1勝1敗1分で辛くも3位通過。4-3-3の布陣で、ゴールはGKルイ・パトリシオが守る。4バックはDFディオゴ・ダロト、DFペペ、DFルベン・ディアス、DFラファエル・ゲレイロが並ぶ。中盤3枚はアンカーにMFジョアン・パリーニャ、右にMFジョアン・モウティーニョ、MFレナト・サンチェス。前線3枚は右がMFベルナルド・シウバ、左がMFディオゴ・ジョタ、そして中央にFWクリスティアーノ・ロナウドとなった。
序盤から互いにゴールを狙う。ポルトガルは前半6分、R・サンチェスのカウンターからジョタがパスを受け、PA内で左足シュートを放つ。しかし、ゴール右外に外れた。20分過ぎにはPA右手前でFKのチャンス。C・ロナウドの鋭いシュートは枠内を捉えるが、クルトワに阻まれた。
前半42分、最初にスコアを動かしたのはベルギー。ムニエの横パスを受けたT・アザールが右サイドからカットインしながら右足を一閃。アウト回転をかけたボールは、GKパトリシオから逃げるようにゴール右隅に突き刺さる。今大会2点目で先制点を奪った。
ベルギーは1-0で前半を折り返すが、後半開始早々にアクシデント。前半途中にタックルで負傷していたデ・ブライネが、自ら交代を要請。急きょFWドリース・メルテンスが出場した。1トップ2シャドーから、ルカクとE・アザールが2トップ、メルテンスがトップ下に移動する。
追いかけるポルトガルは早めに2枚の交代カードを切る。後半11分にB・シウバとJ・モウティーニョを下げ、FWジョアン・フェリックスとMFブルーノ・フェルナンデスを投入。デ・ブライネ不在の影響もあり、ポルトガルが攻勢を強める。同13分にはC・ロナウドのパスを受けたジョタがPA内から右足シュート。しかし、ゴール上に外れた。
ポルトガルはさらに後半25分、ジョタに代えてFWアンドレ・シウバを入れる。同38分には決定機。敵陣内のボールは跳ね返されるが、PA手前にこぼれたボールをR・ゲレイロが右足ダイレクト。地を這う弾道はゴール右ポストを直撃し、ゴールとはならなかった。
終盤は互いにオープンな展開となるが、スコアは動かずに試合は終了。ベルギーが1-0で王者を破り、2大会連続でベスト8進出を果たした。7月2日の準々決勝では、イタリアと対戦する。
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