東海地区の選考で逆転現象が起こった。同地区からは昨秋の東海大会を制した豊川(愛知)、4強の宇治山田商(三重)、準優勝の愛工大名電(愛知)の順番で選出された。

順当にいけば愛工大名電が2校目に選出されることが予想された。同地区は今回のセンバツから枠が1校増えた3校となり、昨年までの2校のままなら選出されない可能性もあった。

選考委員会では「豊川高校を相手にした時の比較というところを注視した時に、検討させてもらった」と説明があった。愛工大名電は決勝で7-8、宇治山田商は5-6と豊川に1点差で敗戦。ただ、同委員会は「宇治山田商は9回までリードするなど終始互角の戦いを繰り広げた。投手力がいいですし、投手力と守備力を評価した上でそういう順番というところです」と選考理由を明かした。

過去には22年のセンバツの選考過程で、東海地区(2校)において前年の東海大会準優勝の聖隷クリストファー(静岡)が選考から漏れ、同4強の大垣日大(岐阜)が選出され、全国的に物議を醸していた。

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