現役ドラフトで阪神から巨人移籍が決まった馬場皐輔投手(28)が12日、都内の球団事務所で入団会見を行った。

背番号は36に決定。「ここ数年、出場機会がなかなか厳しい状況だったので、そういった意味で自分の力を出せるチャンスがあるというところでポジティブに捉えている。どんな場所でも仕事をしていくところが強み」と新天地での活躍を誓った。阪神との間の移籍は1950年の2リーグ制後、8件目。直近では20年に山本の金銭トレード以来。阪神からの加入となると、04年の同トレードの野村克則以来となった。

巨人ではジャイアント馬場こと馬場正平以来の馬場となる。ジャイアンツで馬場の“復活”に「徳光さんが一番喜んでいるんじゃないですか」と大のプロレス、巨人ファンであるアナウンサーの名前を挙げながら、「僕も頑張ります」と決意を新たにした。

巨人吉村編成本部長は「現場も編成スタッフも馬場選手には注目していた。一番獲得したい選手が現役ドラフトで獲得できた。さらなる環境も変わって力になってくれる」と期待を込めた。