第105回全国高校野球選手権記念大会は最終日の23日、阪神甲子園球場で決勝があり、慶応(神奈川)が8―2で仙台育英(宮城)を破り、「慶応普通部」として出場した1916(大正5)年の第2回大会以来、107年ぶり2回目の優勝を果たした。
慶応の清原勝児選手の父で、甲子園で観戦した元プロ野球選手の清原和博さんが大会本部を通じてコメントを発表した。内容は以下の通り。
精神的には優位だったのかも
清原和博さん
(慶応の優勝に)おめでとうございます。力としては仙台育英が上ではないかと分析していたのですが、初回から慶応の応援団がものすごく、さすがの仙台育英も押され気味でした。仙台育英には守るべきものがあり、慶応は青コーナー、チャレンジャーとして精神的には優位だったのかもしれません。長髪、自由なエンジョイ野球の優勝で、僕自身にとっても野球観が変わる思いがしました。これからは長髪のチームも増えるでしょうね。
(次男の)勝児は優勝の喜びも、またスタメンで出られなかった悔しさもあるでしょう。まだ野球人生は終わっていないし、しばらく、ゆっくりと高校生らしい生活を送った後、どこかで線を引いて、次の目標に向かってほしい。私の息子であり注目され、試合に出なくても取材を毎回受けるなど苦しさもあったと思います。しかし、きちんと対応して立派に育ってくれたなと感じました。褒めてあげたいです。
清原和博さん、次男・勝児選手は「立派に育ってくれた」 夏の甲子園 - 毎日新聞
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