全国高校野球選手権の決勝が23日に甲子園球場で行われ、慶応が仙台育英に8−2で勝ち、107年ぶり2度目の優勝を飾った。戦前は仙台育英優位の声も多かった決勝。だが、自慢の2枚看板が崩れ、野手陣もらしさを欠いたミスを連発した。慶応の大応援で、完全アウェーとなった試合。前年王者は、なぜ敗れたのか。試合後、須江監督は冷静に敗因を口にした。歯車が大きく狂ったのは初回、開始1分だった。先発の湯田が投じた