中国北京市で15日、サッカーの国際親善試合が開かれ、アルゼンチンとオーストラリアが対戦した。スタジアムの内外はアルゼンチン代表メッシ選手の背番号10のユニホームを着たファンで埋め尽くされ「メッシフィーバー」は最高潮に達した。試合中にフィールドに観客が乱入し、メッシ選手に抱きつく騒動もあった。

世界的スターのメッシ選手は中国でも人気が高く、試合は国営中央テレビのスポーツチャンネルが中継。メッシ選手の人気で高騰したチケットを購入できなかったファンはスタジアムの近くに集結し、スマートフォンを片手に試合を見守った。

メッシ選手の大ファンの女性は「こんなにうれしい日はない」と興奮気味に話した。メッシ選手は試合開始後1分ほどで先制ゴールを決め、試合はアルゼンチンが2対0で快勝した。

北京では12日、メッシ選手の宿泊先とされるホテルに数百人のファンが殺到する騒ぎがあった。(共同)