インタビューの中でD・シルバがどんな選手か聞かれた久保は「トレーニングでは彼にプレッシャーをかけるつもりはありません。なぜなら、僕にチャンスがないことが分かっているからです。彼が他のチームメイトにボールをパスするかどうかを確認し、それから奪おうとしています」と、37歳MFの健在ぶりを強調。普段から助言を受けていることも打ち明けた。
「ピッチの中では僕が尋ねなくても、彼はいつもアドバイスをしてくれます。僕がピッチで一歩先に進むと、彼はいつも『スピードを落とせ』『見ろ』『スペースは常にある』と言ってくれます。彼の持ち味の1つはスペースを見つけることですからね。いつも1人でいるように見えますが、シルバは常にスペースを見つけているんです」
8日にホームで行われたラ・リーガ第28節ヘタフェ戦(○2-0)で今季6ゴール目を挙げ、日本人のシーズン最多得点記録を更新した久保。これまでマジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェへの期限付き移籍を経験してきたが、今季レアル・マドリーから完全移籍したソシエダで最も充実した時期を過ごしていると言っていい。その好調の背景には、W杯優勝を知る名手からの薫陶もあるようだ。
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