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Sunday, February 26, 2023

明治安田J1 第2節 サンフレッチェ広島 vs アルビレックス新潟 試合レポート - サンフレッチェ広島

 気持ちを新たに“初勝利”を目指す一戦だ。スコアレスドローに終わった前節の開幕・札幌戦。後半29分の川村拓夢のシュートがVARを検証した結果、ゴールラインを割っていたという見解が今週になってJFA審判部から発表される驚きの事態に。公式記録上、もう結果が覆ることはないが、モヤモヤの残るゲームとなった。ただし、チームに動揺は一切ない。川村は言う。「ミスは誰だってある。それよりも他の決定機で決められなかったことのほうが悔しい。次はしっかりネットを揺らしたい」。多くのチャンスを作り出す好内容だった札幌戦。その戦いで勝利に繋げられなかった悔しさを今節にぶつけるだけだ。
 今回もなかなかの難敵だ。相手である新潟は2017年以来のJ1復帰となったチームだが、実力に疑いの余地はない。「(前節・)C大阪戦を見たが、すごく良い試合をしていた。あのレベルをキープできるのであれば、今後良い順位に収まるのではないか」(ミヒャエル・スキッべ監督)。J2時代から築き上げている後方からじっくりとボールを繋いで攻撃を繰り出すポゼッションサッカーはまさに洗練されており、2-2で引き分けたC大阪戦でも好内容を披露。多くの時間帯で主導権を握っていたのは新潟であり、チャンスの数も新潟が上だった。
 注意すべき選手はやはりあの男だ。新潟の後方からのビルドアップで起点となっているのが、広島で3度のJ1制覇に大きく貢献した千葉和彦。巧みな足下は37歳となった現在も衰えておらず、細かくパスを繋いで攻める新潟のスタイルの象徴となっている。そして前線へ繋がれば、若くて勢いのあるアタッカー陣が充実。開幕戦でJ1初得点を奪った1トップの谷口海斗は献身性のあるストライカーで、その下に位置する伊藤涼太郎は機動力とテクニックに優れた25歳。そして右サイド・三戸舜介と左サイド・小見洋太の20歳コンビも高い技術を生かして果敢に切り込んでくるアタッカーであり、注意が必要だ。強烈な外国籍選手に頼らなくても日本人を中心に高い組織力で戦う新潟のチーム力はすでにJ1レベルにあり、簡単に勝点3を掴むことはできないだろう。
 勝利のカギは、広島のスタイルを出し尽くすことだ。「相手(新潟)の良さを出させないこと。我々のサッカーをやり続けることが重要なポイントになってくる」(スキッべ監督)。前線から果敢にボールを奪いに行く広島の戦いこそが新潟のポゼッションというストロングを封じることに繋がる。ハマれば札幌戦同様に主導権を握りながら相手を押し込み続けられ、好機の数も多くなるはずだ。反対に相手に自由を許せば新潟ペースで試合は進んでしまう可能性は十分。広島はアグレッシブさと組織力で相手を上回り、今節こそゴールネットを揺らしたいところだ。

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明治安田J1 第2節 サンフレッチェ広島 vs アルビレックス新潟 試合レポート - サンフレッチェ広島
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