3月に開催される第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表に、野手で巨人・岡本和真内野手(26)、大城卓三捕手(29)ら5人、投手でヤクルト・高橋奎二(25)、楽天・松井裕樹(27)ら4人が内定していることが14日、分かった。ほぼ陣容が固まり、ドリームチームの輪郭が明確になった。今月下旬にも全30選手が発表される。
パワーでもスピードでも勝負できる多士済々の面々がそろった。強打のピースとして日本代表に加わる岡本和は、巨人のファンを前にした年始のトークショーで「選んでもらいたい。今年の僕はめちゃくちゃ打つと思うので、温かい目で応援してくれたらうれしい」と意気込んでいた。
昨秋の強化試合でも代表に名を連ね、4試合で打率・545を記録。本職は三塁ながら一塁も守り、猛アピールした。既に代表入りしている三塁手の村上(ヤクルト)をバックアップしつつ、二塁に加えて一塁での起用も見込まれる牧(DeNA)や長打力を期待されて新たに加わる山川(西武)らと一塁の定位置を争う見込み。勝負どころでの代打もありそうだ。
打力を売りとする捕手の大城も内定。侍ジャパン初選出となった。昨季の走塁阻止率は・349。・364でリーグトップの中村(ヤクルト)に次ぐ2位と守備力もあり、一塁での出場経験もある。昨秋の強化試合でも代表入りした機動力のある中野(阪神)、代走の切り札として2019年の「プレミア12」で初優勝に貢献した周東(ソフトバンク)も名を連ねる。
「なかなか決まらない部分がある」と全30選手の選考に頭を悩ませていた日本代表・栗山監督は、09年のWBCで日本を世界一に導いた巨人・原監督と連絡を取り「思い切って決断することだよ」と背中を押されていた。悩みに悩んだ末、陣容を固めた。
メジャー組は大谷(エンゼルス)、ダルビッシュ(パドレス)、鈴木(カブス)が既に代表入りし、吉田(レッドソックス)、日系選手のヌートバー(カージナルス)も内定している。全30選手は今月下旬にも発表される見込みだ。
栗山監督は「世界一に近いチームがどういうチームかずっと考えてきた。必ずや世界一になってみなさんに喜んでもらう」と決意を示す。3大会ぶりの頂点を目指すドリームチームが、いよいよ完成する。
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侍ジャパン、内定者が続々判明! 世界一奪還へメンバー固まった 野手は新たに巨人・岡本和、大城ら - サンスポ
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