昨季限りで現役引退した日本サッカー界のレジェンド、中村俊輔氏(44)が日本代表と横浜FCのコーチを兼務する方向で交渉していることが12日、分かった。日本サッカー協会(JFA)から日本代表のコーチ就任のオファーを受けた中村氏は、横浜FCのコーチに就任したばかりとあって兼務できる方法をJFAに相談。JFAは森保一監督とも話し合い、「ロールモデルコーチ」として日本代表の活動期間に参加する方向で調整は進んでいる。

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◆ロールモデルコーチ 20年9月に元日本代表DF内田篤人氏が、新設第1号として就任。世界で積み重ねてきた豊富な経験を日本サッカーの育成と強化に生かしてもらうことが目的。内田氏はアンダーカテゴリーの日本代表合宿などに参加し、自身の経験に基づき未来の日本代表入りを目指す選手たちを指導している。その後に同じく代表で活躍した中村憲剛氏、阿部勇樹氏も就任し、活動している。