波に乗って神宮にやってきたDeNAが、首位ヤクルトとの3本勝負初戦を制した。同点の6回、先頭宮崎が右前打で出塁すると、6番ソトがチェンジアップをとらえた。左翼席への10号勝ち越し2ラン。これが決勝打となった。ソトは「しっかりと引きつけて、前でとらえることができた」。チームは敵地で大きな1勝を挙げ4連勝を飾った。

最大の強敵・村上に第1打席、先制ソロを許しても主導権は最後まで譲らなかった。対村上は1本塁打2四球1死球と全打席出塁も、三浦監督は「攻めていっての四球。1打席目のこともあったので、簡単に打たせるわけにはいかない。これからも対戦しなくてはいけない初戦でしたし、よく投げました」。2点リードの8回に登板したエスコバーが1死満塁の大ピンチ。バトンを受けた入江が、押し出し四球による1失点にとどめ逃げ切れたのも、村上の打棒による傷口を最小限に抑えた結果だった。

これで7月4日に最大17・5だったヤクルトと6ゲーム差。射程圏内に入ってきた。2戦目を見据え、同監督は「この雰囲気を保って勢いで向かっていけますし、1個積み上げるだけなので。また1個と言うことを変えずに、明日からもやっていきます」。ブレることなく再び大きな1勝をたぐり寄せる。【栗田成芳】

▽DeNA大貫(村上とオスナにソロ弾を浴びるも6回2失点で9勝目)「打たれたボールは失投ですが、今後は失投でも最悪な結果にならないように技術をつけていきたいと思います」

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