高野連=日本高校野球連盟などは、ことしのセンバツ大会の出場校の選考が大きな議論になったことを受けて、選考基準などを明確にしたガイドラインを新たに設けました。
ことしのセンバツでは、去年秋の東海大会で準優勝した静岡の聖隷クリストファー高校が選ばれなかったことを受けて、地元の高野連が選考方法の検討を求めるなど大きな議論となり、高野連などでは、ことし9月までに改革案をまとめる方針を示していました。
こうしたなか、高野連などは12日、大会の理念に沿って選考の基準や評価のポイントを明確にしたガイドラインを新たに設けたことを明らかにしました。
ガイドラインでは、基本原則として、
▼選考委員が厳正、公平に出場校を選出すること。
▼秋の大会はあくまで参考資料とし、勝敗のみにとらわれずふさわしい学校を選ぶこと。
▼選考委員が選出の理由を客観点に説明できるように努めることをあげています。
さらに、評価のポイントとして、
▼試合の結果と内容をもとに評価し、その割合は同程度とすること。
▼技術面のみならず野球に取り組む姿勢、成長ぶりやチームワークなども対象とすること。
▼できるだけ多くの都道府県から出場できるよう地域性も考慮することを盛り込みました。
センバツ改革検討委員会でアドバイザーを務めた神奈川の横浜高校の元監督、渡辺元智さんは、「夏の全国高校野球との違いがわからない選手も増えている。選考過程の透明性を高めるとともに今回の議論で改めて明確になったセンバツ大会の理念を広く周知していくことが必要だと感じている」とコメントしています。
高野連 センバツ出場校の選考基準明確に ガイドライン新設|NHK 関西のニュース - nhk.or.jp
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