オールスター出場が決まり、記者会見する中日・木下
中日・木下拓哉捕手（30）が6日、今月末に行われる「マイナビオールスターゲーム2022」（26日・ペイペイドーム、27日・松山）のファン投票で初めて選ばれた。出場は2年連続2度目で、昨季は監督選抜だった。
DeNA戦（横浜）の試合前に朗報が届き、横浜市内の宿舎で会見。「個人としてもチームとしても成績が振るわず『ヨッシャ』という感情ではありませんが、投票してくださったファンの方に感謝します。元気なプレーを見せます」と話した。
今季から用具メーカー「ミズノ」とブランドアンバサダー契約を結ぶ。ロゴには、チームメートで昨夏亡くなった木下雄介さんの背番号「98」をあしらった。グラブやエルボーガードに刻んである。雄介さんが倒れたのは1年前の7・6。丸々1年たって、ファン投票トップが決まった。
昨季のオールスターは7月中旬に実施されたため、他界してから初の球宴となる。「後輩ですが、彼なら『ようやったっすね』と褒めてくれたと思います。普段から彼と一緒にプレーしています。彼が高校時代、独立リーグ時代にに過ごした四国で開催されるのは楽しみです」と意気込んだ。
中日の選手のファン投票での選出は、2018年の先発投手部門の松坂大輔以来で、生え抜きでは16年に田島慎二が中継ぎ部門トップになってから6年ぶり。野手では11年の二塁手部門・井端弘和以来、11年ぶり。
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