カブス鈴木誠也外野手(27)が「2番右翼」でスタメン出場し、メジャー初本塁打を放った。4-2と2点を勝ち越した4回2死一塁の第3打席に、中堅左の芝生席へ高々と初アーチをかけた。オープン戦4試合目、通算11打席目(9打数)での初安打初本塁打となった。

マリナーズの先発は、昨季まで3年連続開幕投手を務めるなど通算51勝左腕のマルコ・ゴンザレス投手(30)。

メジャーを代表する技巧派左腕に対し、第2打席までは、空振り三振、中飛とまったくタイミングが合わなかった。だが、今オープン戦で初めて同じ投手と3回目の対戦となった打席で、時速87マイル(約140キロ)の内角速球をキッチリと捉まえ、対応力の高さを披露した。

ロックアウトの影響で移籍交渉が進まず、キャンプに合流したのは18日。それでも「毎日、課題が出てくるのが楽しい」と話すなど、目先の結果に一喜一憂することなく、長いシーズンを見据えて調整してきた。広島時代からスロースターターを自認しする鈴木が、4月7日の開幕戦へ向けて、着々とペースを上げてきた。