「今日だけ、神様を嫌いになりました」。北京冬季五輪の新種目、ジャンプ混合団体で、高梨沙羅選手(25)に降りかかった厄災について、佐藤幸椰選手が漏らした言葉だ。今回の五輪が生んだ名言の一つといえる。
▼日本チームの1番手だった高梨選手の1回目のジャンプは、10チーム中2位に相当したが、まさかの失格となる。飛躍後の検査で、スーツのサイズの規定違反が見つかった。同じ理由で他国の強豪チームからも失格者が出たとはいえ、あまりに理不尽である。
▼神様のいじわるは、5日の女子個人ノーマルヒルから始まっていた。高梨選手が1回目を飛んだ直後から強まった有利な向かい風により、ライバル選手が次々に距離を伸ばし、メダルを逃していた。
【産経抄】2月9日 - 産経ニュース
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