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Friday, January 28, 2022

国公立クラスで成績優秀、知性に溢れ誰からも慕われた大津高時代…森保監督も賛辞を送った谷口彰悟という男とは? - サッカーダイジェストWeb

「(スタメン出場の)チャンスがやって来るだろうと前日練習で分かっていました。森保監督からも『自信を持ってやってくれ』と言われました。緊張もありましたが、楽しみでもあったので、いい精神状態で臨めたと思います」

 こう語った背番号3を背負う谷口は、板倉とともにハイラインを維持しながら、3ラインのブロックを敷いて守る中国に対して圧をかけ続けた。

 最終ラインが高い位置でビルドアップを始めることで、2列目より前の選手がライン間で顔を出してブロックに侵入するパスを受けられるようになった。両サイドバックも高い位置まで押し上げることができ、13分の大迫勇也の先制PKは酒井宏樹と伊東純也の右サイドの連携から得たものだった。

 前半はピンチらしいピンチはなく、後半も落ち着いた立ち上がりから61分に交代出場の左サイドバック中山雄太のクロスを伊東がドンピシャヘッドで決めて追加点。その後も安定したプレーを見せて、2-0の完封勝利を手にした。

 ほぼ攻め込まれる時間はなかったが、それは常に板倉と声を掛け合い、首を振りながら最終ラインを堅実にコントロールした賜物だろう。それゆえ、中盤がコンパクトになり、相手ボールになった瞬間に複数で囲んでボールを奪い取ることができた。それが、中国に前への推進力を生み出させなかったとも言える。

 ビルドアップの精度は、さすが川崎フロンターレで磨かれた安定感で、「基本的に相手はブロックを組んでくるので、僕らCBのボールを持つ時間は長くなると思った。インサイドハーフの2枚(守田英正、田中碧)を引かせるより、僕らが持ち上がることで相手がどう動くかを見て、インサイドハーフの2枚を相手の嫌な位置に立たせて、彼らにパスを通したり、飛ばして迫さん(大迫勇也)に渡すことを狙いました」と、狙いを明確に持ったプレーを90分間やり抜いた。

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