
第94回センバツ高校野球の選考会から一夜明けた29日、東海大会準Vながら32校の選考から漏れた聖隷クリストファーの上村敏正監督(64)がしずおか報知の電話取材に応え、「昨晩は眠れなかった」と複雑な思いを明かした。同監督はこの日、校長として出勤。朝の職員会議では、教員らに期待されながらも初の甲子園出場がかなわなかったことに頭を下げたという。
今回の選考に関して「高野連には抗議文などを出すつもりはない」としながら、一晩たっても、まだ気持ちの整理はつかなかったようだ。東海大会ではエースと正捕手を欠きながら残る選手が奮起し、逆転勝ちの連続で決勝に進出してチーム力と粘りを証明した。だが、「選手個人の力量に勝る」という選考委員の主観とも受け取れる理由で4強の大垣日大(岐阜)が選考され、補欠校となったのは、到底納得できるはずがないだろう。選手は夏を目指して午後、自主練習で体を動かしたが、指揮官は「すぐに、気持ちを切り替えろ、なんて言えない」と思いやった。
【高校野球】センバツ落選、聖隷クリストファー上村監督「高野連に抗議文など出すつもりはない」 - スポーツ報知
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