
◆バドミントン 全日本総合選手権 最終日(30日、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ)
各種目の決勝が行われ、女子シングルスで奥原希望(太陽ホールディングス)が水井ひらり(NTT東日本)を21―11、21―11のストレートで下し、3連覇を飾った。
リオ五輪銅メダリストは、21歳に試合の流れを渡さず、完勝でねじ伏せた。「今の若手はすごくキレの良いショットを持っている。乗せてしまうとどんどんいいショットが来るけど、しのいでチャンスを与えなければ、それ以外の部分は正直まだ雑であったり、他でカバーする部分がイメージしきれていない印象」。水井が得意とするクロスのショットを粘り強く返球し、相手が根負けしてミスする場面も目立った。まさに、試合巧者の術中だった。
今大会は、世界選手権女王の山口茜(再春館製薬所)らA代表主力が、スペイン遠征後の隔離措置のため欠場。奥原が、女子単で唯一の東京五輪代表だった。10月中旬に右足首捻挫の内視鏡手術を受けて、復帰戦V。3連覇は喜びもあるが、一抹の寂しさもある。「最近はベテランの顔ぶれがかわらず、新星が出てきていない。脅かされなくてほっとする気持ちもなくはないが、佐藤(冴香)さんみたいにいずれ引退する時、頼むよって任せられる選手がいたらバドミントン界は明るいけど、正直今は数人なので。すごく寂しいというか、もっと頑張って欲しいなと」。A代表不在だからこそ感じたかった世代交代の芽を感じられず、奥原はやや口惜しそうな様子も見せていた。
奥原希望、全日本総合3連覇にも一抹の寂しさ「新星が出てきていない」 - スポーツ報知
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