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Tuesday, October 12, 2021

森保一監督 宿敵オーストラリアに2-1 W杯残った 執念「4-3-3」実った - スポーツ報知

◆カタールW杯アジア最終予選▽B組第4戦 日本2―1オーストラリア(12日・埼玉スタジアム)

 日本代表は2―1でオーストラリア代表に勝利し、最終予選2勝目を飾った。前半8分、最終予選初先発のMF田中碧(23)=デュッセルドルフ=が代表初得点となるゴールで先制。同点とされた後半41分には途中出場のFW浅野拓磨(26)=ボーフム=のシュートが決勝点となるオウンゴールを誘発した。勝利しなければ解任が不可避だった森保一監督(53)にとっては、執念の勝利となったが、14日に開かれる日本サッカー協会の技術委員会で去就について議論される見込みだ。

 森保監督が「みんなの勝利だ」と伝えると、選手の青い円陣から「ウォ~」と野太い声が響き渡った。1万人を超えるスタンドの歓声よりも大きく、埼玉スタジアムを通り抜けた。W杯へ望みをつなぐ1勝。進退がかかっていた森保監督は「思うような結果が出ずに難しい戦いでしたけど、諦めず気持ちを切らさず、毎回良い準備をしてくれた。それが結果につながった」と振り返った。

 2敗を喫し、後がない状況で迎えた。試合前の国歌演奏。森保監督はこぼれ落ちそうな涙を目にためた。「たくさんの応援を受けていると感じながら君が代を歌って、いつものように目頭は熱くなりました」。4―3―3への布陣変更。そして、主軸MF柴崎、鎌田に代え、最終予選初先発の田中と守田を送り出した。ぶっつけ本番の形だったが、選手を信じた。

 躍動感につながり、前半8分、田中の代表初得点で先制に成功。後半25分に直接FKを決められ、嫌な空気が漂った。それを途中出場のMF浅野が救った。後半41分、オウンゴールを誘発するシュートを放ち、今予選2勝目をもぎ取った。「2人(田中、守田)の調子を見て先発起用しようと考えた。その2人を使うことでどういう形が一番力が出るかを考えた」

 初戦のオマーン戦を落とし、変化できなかった開幕からの3戦。準備不足から決定力、攻撃の組み立て、ボールの追い方と問題が次々浮上した。そこから変化を加えて劇的な勝利をつかんだ。「私が特別何かやったということはない」と話したが、チームと自身の立場が追い込まれても、選手を信じる信念を曲げることはなかった。

 「W杯自動出場権を獲得するためには非常に大きい勝利でしたけど、これから戦いが続くと覚悟して、次からの活動につなげたい」と指揮官。試合後にはサポーターが待つスタンドの前で、「最後のゴールもサポーターの皆さんが取らせてくれたと思います。気持ちを合わせてW杯に行きましょう」と、手を口に添えて声を張り上げた。

 2勝2敗の3位という現状を招いたのは森保監督だが、この日、光が見える勝利、サッカーを示したのも森保監督である。14日には技術委員会で采配の検証が行われる。「進退に関しては特に今日の試合だけかかっていると思っていない。代表監督に就任してから毎試合、毎試合、試合後には監督としての道が続くのか、終わるのかという岐路に立っている」。この1勝で進退問題が解消されたわけではないが、勝利をもってその日を迎える。(内田 知宏)

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