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Sunday, October 10, 2021

東京国際大が初出場初優勝「次の2つの駅伝でも優勝目指す」2年ぶり出雲駅伝圧勝…優勝候補の駒大は大苦戦 - スポーツ報知

◆陸上 出雲全日本大学選抜駅伝(10日、島根・出雲大社正面鳥居前スタート、出雲ドーム前ゴール=6区間45・1キロ)

 東京国際大が初出場初優勝を成し遂げた。

 トップでタスキを受けたアンカーのヴィンセント(3年)が後続を突き放しでゴールした。3区で丹所健(3年)がトップに立つと安定した走りで快挙を達成した。

 学生3大駅伝開幕戦が2年ぶりに開催され、東京国際大が初出場初優勝を成し遂げた。第1回大会(1989年)を除くと、初出場初優勝は大会史上初の快挙。新興チームは強豪チームへと確実にステップアップした。優勝候補筆頭と見られていた駒大は1区8位と出遅れると波に乗れず、大苦戦した。

 昨年大会はコロナ禍の影響で中止。2年ぶりに出雲路で熱戦が繰り広げられた。午後零時5分、スタート時の気温は30・5度。まさに「暑い」戦いを制したのは、本命の駒大に次ぐ「対抗1番手」と目されていた東京国際大だった。箱根駅伝2区と3区の区間記録を持つイエゴン・ヴィンセント(3年)が最長(10・2キロ)にして最終6区に控える。前日(9日)の会見で大志田秀次監督は「トップと45秒差以内でヴィンセントにタスキが渡れば優勝が見えてくると思います」ともくろみを明かしていたが、レース序盤から「うれしい誤算」が起きた。

 1区で山谷昌也(3年)が3位と好スタートすると、2区の佐藤榛紀(1年)も3位をキープ。3区の日本人エースの丹所健(3年)が2キロ過ぎに首位を奪った。丹所は区間賞は創価大のフィリップ・ムルア(3年)に譲ったが、日本人トップの区間2位。区間3位の青学大の佐藤一世(2年)ら各校のエース級に30秒以上の大差をつけた。この時点で青学大の原晋監督は「優勝は東京国際大さんですね」と白旗をあげた。

 東京国際大は、4区の白井勇佑(1年)、当日変更で5区に投入された宗像聖(3年)も快走し、首位を独走。アンカーのヴィンセントにタスキが渡った時「借金」どころが、2位の東洋大に28秒の「貯金」があった。

 ヴィンセントは10・2キロを悠々と走り切り、東京国際大は学生3大駅伝を通じて初優勝を飾った。

 東京国際大は1965年に国際商科大として創立。86年から現校名に変更。駅伝部は2011年に創部された。中大OBの横溝三郎総監督、大志田秀次監督の指導体制で2016年に箱根駅伝に初出場を果たした。実は、その前年にライバルの創価大が箱根駅伝初出場。悲願達成は先を越された。2015年の秋から1年間、埼玉・坂戸市の合宿所の掲示板には創価大の快挙を大々的に伝えるスポーツ報知が貼られていた。「この悔しさ忘れるな 次こそ必ず!」。部員全員の思いも一緒に記された。

 チーム創生期の先輩たちの思いは引き継がれた。2020年の箱根駅伝で5位と躍進し、初のシード権を獲得。今年の箱根駅伝でも10位と踏ん張り、2年連続でシード権を確保。東京国際大からは東京五輪1万メートル代表の伊藤達彦(ホンダ)という世界に打って出る選手も生まれた。そして、2011年の創部から10周年のメモリアルイヤーに出雲路で初タイトルを勝ち取った。

 大志田秀次監督「日本人がどうつなぐかが課題だった。1区、2区、3区といい流れを作ってくれて、ヴィンセントに楽をさせることができた。(今後は)この出雲を経験して、次の2つの駅伝がありますので、そこでも優勝を目指していけるチーム作りがしっかりできているので、これからまた頑張っていきます」

 ◆学生3大駅伝 出雲駅伝から全日本大学駅伝(11月7日)、箱根駅伝(22年1月2、3日)へと続く。

 ◆東京国際大 1965年、国際商科大として創立。86年から現校名。2008年に野球部の監督に元広島の古葉竹識氏を招くなど複数の運動部を強化。駅伝部は中大OBの横溝三郎総監督、大志田秀次監督の指導体制で11年に創部。箱根駅伝には16年に初出場(17位)。タスキの色は紺青。大学の主なOBは作家の横山秀夫氏。駅伝部の主なOBは東京五輪1万メートル代表の伊藤達彦。駅伝部の拠点は、埼玉・坂戸市。

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