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Monday, October 11, 2021

ドラフト会議【速報】4球団競合の隅田は西武が交渉権 - NHK NEWS WEB

プロ野球のドラフト会議が、11日午後5時すぎから東京都内で始まりました。西日本工業大の隅田知一郎投手は4球団が1位で指名し、抽せんの結果、西武が交渉権を獲得しました。
各球団が指名した選手の情報などを随時更新してお伝えします。

ことしのドラフト会議は去年に続いて新型コロナウイルス感染防止のため、ファンを招待せず各球団ごとに部屋を用意するなどして午後5時すぎから東京都内のホテルで始まり、12球団の代表者が選手の指名を行いました。

このうち西日本工業大の隅田投手は西武、広島、巨人、ヤクルトの4球団から1位で指名され、抽せんの結果、西武が交渉権を獲得しました。

また、高校屈指の右ピッチャー市立和歌山高校の小園健太投手はDeNA、阪神の2球団から1位で指名され、抽せんの結果、DeNAが交渉権を獲得しました。

このほか、最速157キロの右ピッチャー、秋田・明桜高校の風間球打投手はソフトバンクが単独で1位指名し交渉権を獲得しました。

奈良・天理高校の達孝太投手は日本ハム。上武大のブライト 健太選手は中日。埼玉・昌平高校の吉野創士選手は楽天。市立和歌山高校の松川虎生選手はロッテ。東北福祉大の椋木蓮投手はオリックスがそれぞれ、単独で1位指名し、交渉権を獲得しました。

各球団の1位指名

<セ・リーグ>
▼ヤクルト:隅田知一郎(投手/西日本工業大)※競合→山下輝(投手/法政大)※競合→交渉権獲得
▼阪神:小園健太(投手/市立和歌山高)※競合→森木大智(投手/高知高)
▼巨人:隅田知一郎(投手/西日本工業大)※競合→翁田大勢(投手/関西国際大)
▼広島:隅田知一郎(投手/西日本工業大)※競合→山下輝(投手/法政大)※競合→黒原拓未(投手/関西学院大)
▼中日:ブライト 健太(外野手/上武大)
▼DeNA:小園健太(投手/市立和歌山高)※競合→交渉権獲得

<パ・リーグ>
▼オリックス:椋木蓮(投手/東北福祉大)
▼ロッテ:松川虎生(捕手/市立和歌山高)
▼楽天:吉野創士(外野手/埼玉・昌平高)
▼ソフトバンク:風間球打(投手/秋田・明桜高)
▼西武:隅田知一郎(投手/西日本工業大)※競合→交渉権獲得
▼日本ハム:達孝太(投手/奈良・天理高)

ドラフト苦戦の巨人 6年連続で1位1回目の抽せん外す

巨人は西日本工業大の隅田知一郎投手を1位で指名しましたが、西武、広島、ヤクルトの3球団と重複しました。そして抽せんで外し、1回目としては6年連続で交渉権を獲得できませんでした。

巨人が1位で1回目に指名した選手が他球団と重複し、抽せんで交渉権を獲得したのは13年前の平成20年が最後です。それ以降、1位指名が1回目で他球団と重複したケースは7回ありましたが、いずれも抽せんで外し交渉権を獲得できませんでした。

さらに平成20年以降、1回目の1位指名で抽せんを外し、2回目の指名でも重複して抽せんが行われたのは5回ありましたが、交渉権を獲得できたのは平成23年だけで、近年のドラフト会議では苦戦が続いています。

【巨人の1位指名】
2021年:隅田知一郎(1回目指名で競合)→翁田大勢(単独指名)
2020年:佐藤輝明(1回目指名で競合)→平内龍太(単独指名)
2019年:奥川恭伸(1回目指名で競合)→宮川哲(競合)→堀田賢慎(単独指名)
2018年:根尾昂(1回目指名で競合)→辰己涼介(競合)→高橋優貴(単独指名)
2017年:清宮幸太郎(1回目指名で競合)→村上宗隆(競合)→鍬原拓也(単独指名)
2016年:田中正義(1回目指名で競合)→佐々木千隼(競合)→吉川尚輝(単独指名)
2015年:桜井俊貴(単独指名)
2014年:岡本和真(単独指名)
2013年:石川歩(1回目指名で競合)→小林誠司(単独指名)
2012年:菅野智之(単独指名)
2011年:菅野智之(1回目指名で競合)→松本竜也(交渉権獲得)
2010年:澤村拓一(単独指名)
2009年:長野久義(単独指名)
2008年:大田泰示(交渉権獲得)
2007年:大場翔太(1回目指名で競合)→篠田純平(競合)→村田透(単独指名)

ヤクルトの指名選手

1位:山下輝(投手/法政大)
法政大の山下輝投手は身長1メートル88センチ、体重100キロの恵まれた体格から最速152キロのストレートとキレのあるスライダーを投げ込む左ピッチャーです。千葉の木更津総合高校で甲子園に3回出場し、3年生の時には18歳以下の日本代表に選ばれカナダで開かれたワールドカップで登板しました。法政大では1年生の時に「トミー・ジョン手術」と呼ばれる左ひじのじん帯の修復手術を受けたため、3年春までリーグ戦での登板がありませんでした。4年春のリーグ戦までの成績は13試で4勝4敗、防御率1.88となっています。

阪神の指名選手

1位:森木大智(投手/高知高)
高知高校の森木大智投手は高知県出身の18歳。身長1メートル84センチ、体重88キロで最速154キロのストレートが持ち味の右ピッチャーです。中学時代には軟式球で150キロを計測したほか、全国大会で優勝した経験もあります。高校では県内の強豪・明徳義塾高校の厚い壁に阻まれて甲子園の出場はありませんが、3年春の四国大会では優勝しました。
森木投手は、「小さいころから目指していた舞台なので決まってホッとしている。ここから努力してもっといいピッチャーになり、活躍して両親に恩返ししたい」と話していました。

巨人の指名選手

1位:翁田大勢(投手/関西国際大)
関西国際大の翁田大勢投手は兵庫県出身の22歳。身長1メートル81センチ、体重88キロで人一倍大きな手を駆使してストレートを中心にフォークボールやスライダー、チェンジアップなどの変化球を操る右ピッチャーです。ことし春に右ひじを疲労骨折しましたが、秋のリーグ戦では自己最速となる157キロをマークするなど、急成長を遂げました。翁田投手は兵庫・西脇工業の出身で高校生の時にもプロ志望届を提出しましたが、ドラフト会議で指名されず、大学からのプロ入りを目指していました。
翁田投手は「12球団のなかでトップレベルで、歴史のあるチームなので活躍したいと思います。成績を残して信頼されるような選手になっていきたい」と喜びを話しました。そのうえで「自分のセールスポイントはストレートでどんどん押していくところなので、プロ野球に入ってからもそういう姿勢でやっていきたい。優勝のかかった試合などをしっかりと任してもらえるようなピッチャーになりたい」と目標を話しました。

広島の指名選手

1位:黒原拓未(投手/関西学院大)
関西学院大の黒原拓未投手は和歌山県出身の21歳。最速151キロのストレートに加え、鋭いカットボールが持ち味の左ピッチャーです。智弁和歌山高校で3年生の時にエースとして夏の甲子園に出場しました。大学では1年秋からリーグ戦に登板し、4年生となったことしの春は、勝利数、防御率、奪三振数などでリーグトップの成績を残し、最優秀選手と最優秀投手に輝きました。
黒原投手は「たくさんいい選手がいる中で選んでもらえたことは素直にうれしいです」と喜びを話しました。そのうえで「プロになることがゴールではないので1日1日大切に過ごし、1軍で活躍してチームの柱と言われるような選手になりたい。各球団の4番打者など一流のバッターと対戦できたらと思います」と抱負を話しました。

中日の指名選手

1位:ブライト 健太(外野手/上武大)
上武大のブライト 健太選手は父親がガーナ人、母親が日本人で走攻守、三拍子そろった右投げ右打ちの外野手です。身長1メートル84センチの恵まれた体格を生かした長打力と高い身体能力を兼ね備えた大型外野手として高い評価を受けていました。東京の葛飾野高校では甲子園出場はありませんが、上武大では2年秋からリーグ戦に出場しました。そしてことし春のリーグ戦では主に4番で打率3割8分、50メートル5秒9の俊足を生かして4つの盗塁を決め、チームの優勝に貢献しました。また6月に行われた全日本大学野球選手権では2本のホームランを打ち、ベスト4進出の立て役者になりました。
ブライト選手は「小さい頃の夢で両親の夢でもあるのでうれしく思う。今の実力では活躍できないと思うので地に足をつけて1日1日頑張っていきたい」と喜びを語りました。

DeNAの指名選手

1位:小園健太(投手/市立和歌山高)
市立和歌山高校の小園健太投手は大阪府出身の18歳。身長1メートル84センチ、体重90キロの高校屈指の右ピッチャーです。最速152キロのストレートに加え、スライダー、カーブ、チェンジアップなど多彩な変化球を操り、完成度の高さが持ち味です。ことしのセンバツ大会でも県立岐阜商業との1回戦で完封勝利をあげるなど実力をみせ、複数の球団から上位候補にあげられていました。
小園投手は「指名していただいたことがうれしかったので抽せんはどきどきしながら見ていました。本当にほっとしています」と喜びを話しました。そのうえで「どの球種でもストライクをとれることが持ち味です。先発投手としてシーズンにふた桁勝利できるような球界を代表するピッチャーになりたいです」と抱負を話しました。

オリックスの指名選手

1位:椋木蓮(投手/東北福祉大)
東北福祉大の椋木蓮投手はスリークオーターから投げ込む最速154キロのストレートが持ち味の右ピッチャーです。高校2年生の夏に山口の高川学園で甲子園に出場しましたが、登板はありませんでした。東北福祉大では入学間もない1年生の春から主にリリーフとして登板し、大学選手権の優勝やリーグ戦3季連続優勝に大きく貢献しました。2年生の時に右肩を痛めましたが、3年秋のリーグ戦で復帰し、5試合で8イニングを投げて無失点、15個の三振を奪う活躍で最高殊勲選手賞に輝きました。4年生の春に先発に転向してからも安定したピッチングを続け、先発とリリーフの両方をこなせる実力がプロ野球のスカウトから高く評価されていました。
椋木投手は「正直1位とは思っていなかったので素直にうれしいし、体が熱くなった」と喜びを語りました。そのうえで「山本由伸投手を手本にしてきたので、早く1軍に上がって一緒にプレーしたい。先発なら1年目からふた桁勝利、リリーフなら無失点を目指したい」と目標を語りました。

ロッテの指名選手

1位:松川虎生(捕手/市立和歌山高)
市立和歌山高校の松川虎生選手は大阪府出身の17歳。右投げ右打ちで強肩強打のキャッチャーです。キャプテンとして出場したことし春のセンバツ大会では中学時代からバッテリーを組む小園健太投手を巧みなリードで引っ張り、1回戦で完封勝利をあげました。また、勝負強いバッティングも持ち味で、センバツでは2試合に出場して5割を超える打率をマークしました。
松川選手は、「一巡目に呼ばれるとは思っていなかったのでびっくりしました」と話したうえで、「打てるキャッチャーとしてホームランバッターになりたいです。プロの世界は甘くない厳しい世界なので1日1日覚悟をもって愛される選手になりたいのです」と目標を話しました。

楽天の指名選手

1位:吉野創士(外野手/埼玉・昌平高)
埼玉の昌平高校吉野創士選手は走攻守の三拍子そろった右投げ右打ちの外野手で高校通算56本のホームランを打ちました。高校では1年生の時から主に3番を打ち、鋭いスイングから広角にホームランを打てる長打力に加え、肩の強さや足の速さも高く評価されています。3年生で迎えたことし夏の埼玉大会の決勝で吉野選手はヒットを打つことができず、チームも敗れたため、甲子園出場はなりませんでした。
吉野選手は、「まったく自信がなく、不安な気持ちでしたが、1位に指名されてとてもうれしいです」と喜びを語りました。そのうえで「広角に長打を打てるのが自分の持ち味なので、プロでも生かせるようにがんばっていきたい」と今後の抱負を語っていました。

ソフトバンクの指名選手

1位:風間球打(投手/秋田・明桜高)
秋田、明桜高校の風間球打投手は身長1メートル83センチ、体重81キロの右ピッチャーです。ことし夏の秋田大会で157キロをマークし、世代最速の右ピッチャーとして一躍、注目を集めました。伸びのあるストレートに変化球を織り交ぜて三振を奪うピッチングが持ち味で夏の甲子園では、北北海道の帯広農業との1回戦で10個の三振を奪って力のあるところを見せました。
風間投手は「名前を呼ばれるまではすごく緊張して不安だったが、選ばれてすごくうれしい。ソフトバンクは、選手1人1人に実力があると思うので活躍できるように、入ってからも頑張りたい。チームのためにしっかりした投手になり、貢献できるよう頑張りたい」と話しました。

西武の指名選手

1位:隅田知一郎(投手/西日本工業大)
西日本工業大の隅田知一郎投手は最速150キロのストレートと多彩な変化球が持ち味の左ピッチャーです。長崎の波佐見高校では3年生の夏に甲子園のマウンドを経験し、西日本工業大に進んでからは1年春からリーグ戦に登板しました。ことし6月に行われた全日本大学野球選手権では上武大との1回戦に先発し、ソロホームランを打たれて1失点で敗れましたが、14個の三振を奪い注目を集めました。力のあるストレートに加え、チェンジアップやカーブ、カットボールなど多彩な変化球を織り交ぜた投球術もプロのスカウトから高い評価を受けていました。
隅田投手は「プロ野球に飛び込んでいって日本を代表する左腕になれるように頑張っていきたい」と話していました。

日本ハムの指名選手

1位:達孝太(投手/奈良・天理高)
奈良・天理高校の達孝太投手は大阪府出身の17歳。身長1メートル93センチ、体重88キロの右投げのピッチャーで、長身から投げ下ろす角度のあるストレートには力があります。練習にボールの軌道や回転数を細かく解析できる最新の装置を取り入れるなど研究熱心で、将来の目標を大リーグ挑戦としています。ことし春のセンバツ大会では3試合に登板して26イニングで4失点と安定したピッチングでチームのベスト4入りに貢献しました。
達投手は「1位で指名してもらえるとは思っていなかったので、正直びっくりしている。自分ができることを1つ1つしっかりとやって、その先にスケールの大きいピッチャーになりたい」と抱負を話しました。

【ドラフト会議 概要】

ドラフト会議は、去年と同じく新型コロナウイルス感染防止のため、各球団ごとに部屋が用意され、オンラインで開催されます。

「1位」は各球団が一斉に指名し、単独指名ならば、その球団が交渉権を獲得しますが、重複した場合は、各球団の監督などが抽せん会場となる部屋に移動してくじをひくことになっています。抽せんで外れた球団は再度指名を行い、ここでも重複した場合は再び抽せんに。各球団の1位が決まるまで繰り返します。

「2位」からはドラフト会議の前日時点でのチーム順位の逆順となる「ウエーバー順」で、ことしはセ・リーグから指名が行われます。「2位」の指名順は、DeNA→日本ハム→中日→西武→広島→ソフトバンク→巨人→楽天→阪神→ロッテ→ヤクルト→オリックスの順となります。

「3位」は、2位と逆にパ・リーグの1位からで、オリックス→ヤクルト→ロッテ→阪神→楽天→巨人→ソフトバンク→広島→西武→中日→日本ハム→DeNAの順となります。4位指名は再び下位球団から、5位指名は上位球団からと交互に繰り返して続けます。

1球団が指名できるのは原則10人以内ですが、国内の独立リーグに所属する選手や外国のプロ野球選手を指名した場合は、人数に含まれません。

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