富士スピードウェイやその周辺道路を含む、1周約13kmのサーキットコースを合計3周する合計40kmで争われたパラリンピック女子ロードレースの運動機能障害クラス。女子個人ロードタイムトライアルで優勝していた杉浦佳子(楽天ソシオビジネス)は藤井美穂(楽天ソシオビジネス)とともに参戦し、2つめの金メダルを目指した。
15名の出場選手のうち、杉浦の登坂力は抜きんでていた。2周目終盤の登坂区間でペースアップを図って集団をふるいにかけ、「最後に力を出し切ろうと考えていた」と言う狙い通り3周目の同じ登坂で王小梅(中国)を突き放し、リードを維持したままフィニッシュ。王や、個人TTで戦ったアンナ・ベク(スウェーデン)とペイジ・グレコ(オーストラリア)を再び破り、今大会2つ目の金メダルを掴み取った。
50歳の杉浦がパラリンピックの個人TTとロードレースで2冠という快挙。個人TTで打ち立てた日本選手のパラリンピックでの金メダル最年長記録も3日更新することとなった。
1970年12月26日年生まれの杉浦は、45歳の時にレース中に転倒し記憶力などが低下する高次脳機能障害と右半身のまひを残したものの、リハビリの末にパラアスリートとして競技復帰。すぐに世界選手権タイムトライアルで優勝すると、翌2018年の世界選手権ではロードレースで優勝して2年連続の世界チャンピオンに輝いていた。
なお藤井は15位でフィニッシュしている。
パラリンピック女子ロードで杉浦佳子が金 個人TTに続く2冠を達成 - 東京パラリンピック 女子個人ロードレース C1-3 - cyclowired(シクロワイアード)
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