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Thursday, September 30, 2021

【記者の目】大谷翔平、最終戦での登板回避は自ら決断 ルースの偉業は来季以降確実にできる - goo.ne.jp

◆米大リーグ レンジャーズ2―7エンゼルス(29日・アーリントン=グローブライフ・フィールド)

 エンゼルス・大谷翔平投手(27)が29日(日本時間30日)、敵地のレンジャーズ戦で5打数2安打2盗塁と躍動し勝利に貢献。ア・リーグ初の「45本塁打&25盗塁&100得点」を達成した。試合前には今季中の登板を断念することを明かし、ベーブ・ルース以来となる「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」は来年以降に持ち越し。残り4試合で3本差のキング争いに専念し、日本人初の快挙を目指す。

 * * *

 1918年のベーブ・ルースしかやっていない「2ケタ勝利&2ケタ本塁打」への挑戦を、米国以上に日本のメディアが注目していた。最終戦での達成を信じて待っていたが、まさかの登板回避。大谷自ら、マドン監督に伝えたという。

 指揮官は「彼がシャットダウン(挑戦回避)するのに正しい時だと感じたから、そうすることにした」と、本人の意思を尊重した経緯を説明。大谷は3度目の10勝目挑戦となった26日のマリナーズ戦で7回1失点、10奪三振と力投しながらも白星がつかず、次回登板について「体と相談して。どうなるかはまだ分からない」と語っていた。

 球団としても最近2試合で220球も投げた点や、ポストシーズンに関係のない試合における故障のリスクも考慮したとみる。チーム内で大谷以外、一人も到達していない100イニングを大きくクリアする130回1/3を投げきったことからも、来季以降、確実に2ケタ勝利できるとの判断だろう。(蛭間 豊章)

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