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Saturday, September 4, 2021

【巨人】高木豊氏、小林誠司は試合に入れていたのか…9回糸原への配球に疑問 - スポーツ報知

◆JERAセ・リーグ 阪神4—3巨人(4日・甲子園)

 巨人が逆転サヨナラ負けで首位の座を明け渡した。6回に岡本和真の34号2ランで逆転したが、最終回に守護神・T.ビエイラが大山に逆転サヨナラ2ランを浴びて連敗を喫した。スポーツ報知評論家の高木豊氏が解説した。

 ※  ※  ※  ※

 疑問が残る小林のリードだった。9回、先頭の糸原を追い込みながら、外角高めの直球を要求し三遊間を破られた。左打者にとっては一番バットを出しやすいところ。ビエイラほどの球速があって、糸原は本塁打を警戒する打者ではない。なぜインハイではなかったのか。要求通りのコースを打たれ、3連戦初戦で3安打の大山に回してしまった。最後は失投だが、そこまでの流れが悪かった。

 改めて感じたのは、勝っている試合で捕手を代える難しさ。8回、先頭を死球で出した後、近本に初球のスライダーを右前打されピンチが広がった。前の打席まで近本はストライクゾーンに来たスライダーには全て手を出していた。大城なら外の真っすぐから入って様子を見たのではないか。

 結果的にこの回は無失点で切り抜けたが、小林がベンチにいた時から、しっかり試合に入り込んでいたのかと感じる場面が散見された。慎重さが感じられないまま、4番が逆転弾を打って、絶対に勝たないといけない試合を落とした。

 前半戦、阪神打線を引っ張ったのは大山と佐藤輝。大山と佐藤輝が打ち始めると、阪神は再び勢いに乗ってしまう。第3戦は佐藤輝を眠らせたまま、大山を抑え込むことが、絶対的なテーマになった。(スポーツ報知評論家・高木豊)

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