「2番投手」で先発したエンゼルス大谷翔平投手(27)が7回7安打2失点8奪三振の好投で9勝目(1敗)を挙げた。メジャー最多117球の力投で8連勝。1918年のベーブ・ルース以来103年ぶりとなる「2桁勝利&2桁本塁打」へ王手をかけた。

1回2死一塁、ロウの打球を右手付近に当てた。はね返った打球をすかさず拾って一塁へ送球しアウト。しかし、レンジャーズの「チャレンジ」で判定が覆った。2死一、二塁となったピンチは一ゴロで、なんとか切り抜けた。

打球の当たった影響はなさそうに見えたが、味方打線に2点を先制してもらった直後の2回1死一塁、マーティンに右越え2ランを浴び、同点に追いつかれた。

4回には1死二、三塁のピンチを招いたが、オールスター以来となる100マイル超えの直球を連発。無失点で切り抜けた。最速は9番タベラスへの2球目で100・5マイル(約161・7キロ)を計測した。

7回投球後、その裏の攻撃の第4打席で三振に倒れると、8回のマウンドはシーシェクに託しベンチに退いた。9回は守護神のイグレシアスが0点に抑えた。

バットの方は43号は出ず、4打数無安打だった。