◆東京五輪 卓球 女子団体準決勝 日本3―0香港(3日・東京体育館)
卓球女子団体は伊藤美誠(スターツ)、石川佳純(全農)、平野美宇(日本生命)で臨み、香港を3―0で下して12年ロンドン大会以来の決勝に進んだ。伊藤は混合複の金、女子シングルスの銅に続く3種目目のメダルが確定。女子では鈴木聡美(競泳)、高木美帆(スピードスケート)に続く快挙となった。5日の決勝で悲願の金メダルを目指す。対戦相手は、4日に行われる準決勝もう1試合のドイツ―中国の勝者。
第1試合は石川、平野組が蘇慧音、李皓晴に3―0ストレート勝ち。第2試合は伊藤が杜凱琹に3―1で勝利。第3試合を平野が李皓晴を破り、決勝へ駒を進めた。
◆日本3―0香港
▽第1試合(ダブルス)石川、平野3(11―7、11―2、11―8)0蘇慧音、李皓晴
▽第2試合(シングルス)伊藤3(11―9、9―11、11―1、11―7)1杜凱琹
▽第3試合(シングルス)平野3(12―10、11―7、11―3)0李皓晴
◆卓球女子団体の過去成績
▽2008年北京大会4位(福原愛、平野早矢香、福岡春菜)
16チームを4組に分けた1次リーグで、日本はオーストラリア、スペインに勝利したが最終戦で韓国に敗れて敗者復活戦へ。3位決定戦で再び韓国と対戦しストレート負けし、4位に終わった。
▽2012年ロンドン大会銅メダル(福原愛、石川佳純、平野早矢香)
トーナメント形式で行われ、1回戦は米国、準々決勝でドイツにストレート勝ち。準決勝は過去未勝利のシンガポールにストレート勝ち。卓球史上初のメダルを確定させ福原は涙した。決勝は中国に完敗した。
▽2016年リオデジャネイロ大会銅(福原愛、石川佳純、伊藤美誠)
準決勝のドイツ戦で4時間を超える死闘の末に敗戦。最後のポイントは台の再度に当たったように見えビデオ判定を求めたが覆らなかった。3位決定戦はシンガポールに3―1で勝利。伊藤は同競技の五輪年少記録を更新した。
◆石川 佳純(いしかわ・かすみ)1993年2月23日、山口市生まれ。28歳。6歳から卓球を始め、2009年横浜世界選手権でシングルス8強。17年同混合ダブルス(吉村真晴とペア)優勝。12年ロンドン五輪でシングルス4位、団体戦銀メダル。16年リオ五輪は団体銅メダル。ワールドツアー・グランドファイナルのシングルスで14年に日本女子初優勝。157センチ。左利き。家族は両親と妹。
◆平野 美宇(ひらの・みう)2000年4月14日、静岡・沼津市生まれ。21歳。16年リオ五輪は補欠として現地入り。17年世界選手権で女子シングルス48年ぶりとなる銅メダルを獲得。18年3月にエリートアカデミーを修了し、4月からプロ選手として日本生命所属。同年世界選手権団体戦は銀メダル。158センチ。
◆伊藤 美誠(いとう・みま)2000年10月21日、静岡・磐田市生まれ。20歳。2歳で卓球を始める。世界選手権は団体で16年銀、18年銀、女子ダブルスで17年銅、19年銀メダル。16年リオ五輪団体戦で史上最年少の15歳300日で銅メダル獲得。全日本選手権は18年から2年連続3冠達成。150センチ。
卓球女子団体3大会連続メダル確定…石川佳純、平野美宇、伊藤美誠が香港に勝ち決勝進出 悲願の金へ - スポーツ報知
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