2年ぶりに開催された夏の甲子園。決勝が午後2時、試合開始を迎える。これまで智弁和歌山は夏の甲子園で2度優勝。智弁学園(奈良)は今回が夏初の決勝進出。「智弁対決」にもなり、注目される。

両校が過去甲子園で激突したのは02年夏の1度だけ。同年の夏3回戦で実現した。その試合は3回に智弁和歌山が2死満塁から4番岡崎祥昊捕手の適時二塁打などで4点を先取。5回にも西村裕治内野手の適時二塁打などで3点を追加した。智弁学園は終盤に3点を返したが、2試合連続完封の先発田中曜平投手が8回7失点と打ち込まれたのが誤算だった。智弁和歌山の高嶋仁監督(現名誉監督)と智弁学園の林守監督(現京都文教監督)は、前年春まで監督と部長として全国制覇も経験しており“師弟対決”でもあった。勝った智弁和歌山は決勝まで進出。決勝は明徳義塾に2-7で敗れて準優勝だった。

そこから19年後。兄弟校での頂上決戦は、どんな結末を迎えるだろうか。